自然生態系のサブシステム
基本的な環境の問題を、単に人間環境・都市環境という点から取り上げるだけでは不十分でしょう。
最近、都市生態系、アーバン・エコシステムということばもよく使われます。
石器時代に比べて一人あたりのエネルギーの使用量は何十倍にもふえているのです。
したがって、現在の都市生態系はかつての自然生態系・・・
つまり自然環境とつながっている生態系とは別物のように時に発言する声すら耳にします。
しかし、これは基本的にまちがいです。
人間がこの限られた地球上で生物圏の一員として住まわされている限り、どんなに一時的に便利で経済的・効率的な人工都市を造成したとしても、そこに住まわされている生物としての人間が健全に生きのび、豊かな知性・感性・・・
さらに遺伝子の活性を維持・発展させるためには、あらゆる都市生態系は自然環境に支えられた自然生態系のサブシステムとしてしか維持出来ないことを私たちは十分に知り、正しく理解すべきです。