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2010年11月 アーカイブ

自然の浄化力は無限ではない 2

廃棄物のなかで、生活から生まれるごみは約1kg/人・日に達しています。


その内、自家処理率は年々減少してきて、現在では5%前後となっています。


廃棄物で大きな比重を占めるのが産業廃棄物で、約3億t/年も排出されているのです。


大量に出される産業廃棄物のなかで資源として再利用されている割合は少ないのです。


たとえそれがどれ程経済的であり、一時的に生活上の便利さ・簡便さがあったとしても、トータルとしてのそれぞれの地域の閉鎖システムとしての生態系・・・


さらにグローバルな地球的な規模の中での自然の強さ、分解・還元能力を十分に検討しないで、無視し甘えた結果、現在、環境に対してさまざまなひずみを与えてきています。


人間は、生態系の中でも消費者の立場にあります。


緑の植物が生産者とすれば、実は緑の植物に全面依存する立場でしか固有の文化も知性も感性も健康も維持出来ません。


結果的には、人間にしっぺ返しが行なわれてきているのではないでしょうか。


自然の浄化力は無限ではない 3

生態学的にみると、人間は生態系の消費者同士の中でも食物連鎖のピラミッドで象徴されるように、システムの頂点に位置しています。


したがって、生態系のバランスがとれている範囲内であれば、人間は他の動物に対してきわめて競争力が強く、王者の位置に君臨していました。


しかも長い間、人間は自分さえ毒をくわなければ、まわりにどんな汚物を捨てても問題はなかったのです。


それはまわりの分解.還元者がすぐにでも分解し、緑の植物などが再生産に利用できるように大気・水・大地などの自然界に還元してくれたからです。


水も大気も土も自らを浄化し、生態系のバランスが保たれていたからです。


今や一面的で過多な活動によって、それぞれの地域・場所の大気・水・空気・土の分解・還元能力以上の廃棄物を、私たち人類はせつな的欲望を満足させるために周辺にまきちらしています。


それが、例えば川に捨てられた場合、また、海に捨てられた場合にどうなるでしょうか。


たとえ何千倍・何万倍に薄められようと、いくら薄めようとゼロにはなりません。


川や海の水の中には無数の集め屋である植物性・動物性のプランクトン・藻類や珪藻類がいてそれらを体内にとりいれます。


新しい物質は、しばしばすぐ排泄されないで体内で濃縮されるのです。

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